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以下の内容は、情報処理推進機構からの抜粋です。
詳細は、http://www.ipa.go.jp/security/txt/2012/03outline.html をご覧になって下さい。 |
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・2012年に入り、"ウイルスに感染している"、"ハードディスク内にエラーが見つかりました"といった偽の警告画面を
表示し、それらを解決するためとして有償版製品の購入を迫る、「偽セキュリティ対策ソフト」型ウイルスの
相談・届出が多く寄せられており、2月は特に、感染被害に遭った利用者からの相談(相談数24件の内、
20件が感染被害の相談)・届出が目立ちました(図1-1)。
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図1-2:「偽セキュリティ対策ソフト」型ウイルスの検出数推移(2008年9月~2012年2月 |
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突然デスクトップ上に、パソコン内を勝手にチェックし始める画面が表示されます(図1-3)。この画面を表示している間、利用者にはわからないように、複数のウェブサイトにアクセスをして、何らかのプログラムをダウンロードしようとしていました。このプログラムがどういうものなのか実際に確認はできませんでしたが、別のウイルスを感染させようとしている可能性があります。 |
図1-3:パソコン内をチェック中の画面
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一通りチェックが終了し、しばらくすると問題解決を促す画面が表示されます(図1-4)。相談の中には、この問題解決の画面がいくつも表示される、デスクトップの背景が黒くなってパソコンそのものが動かなくなる、といった事例も報告されています。 |
図1-4:問題解決を促す画面
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図1-4の画面のボタンをクリックすると、クレジットカードを使って有償版製品の購入を迫る画面が表示されます(図1-5)。一見、ウェブブラウザーの画面に見えますが、実はブラウザーを模した偽の入力画面です。アドレスバーの部分が緑色になっており、いかにも安全なサイトとの通信に見せていますが、そもそもブラウザーではないため、安全なサイトとの通信が行われている保証はありません。クレジットカード番号を入力してしまうと、不正利用される危険があります。 |
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